エディットチェックを作成したら、そのエディットチェックのチェックステップを設定する必要があります。チェックステップは、エディットチェックの「If」(条件)の部分を定義するために使用します。
例えば、特定のデータポイント(フィールド)で、 ある被験者の「性別」を尋ねる質問に対する答えが「女性」の度に、 あるクエリが自動的に生成される必要があるとします。
If the subject is female, then create a query that asks....
チェックステップでは、ステートメントの前半部分を設定する必要があります。
If the subject is female...
このため、3つの別々のチェックステップからなるエディットチェックを後置表記法に従って作成および構成する必要があります。
Gender
Female
Equal to
アーキテクト > プロジェクト > ドラフト > エディットチェックにナビゲートします。
チェックステップを追加するエディットチェックを選択して をクリックします。
エディットチェックページに、チェックステップまたはチェックアクションを追加するためのリンクが表示されます。
チェックステップを追加リンクをクリックします。
新しいチェックステップを追加するためのフィールドが表示されます。
ドロップダウンからチェックステップのタイプを選択します。
チェックステップには以下の値を使用できます。
データ値 - スタディのフィールドを参照します。例:Gender(性別)
定数 - 一般にデータ値と比較される特定の値を参照します。例:Female(女性)
チェック関数 - 1つの値と他の値または定数を比較する際に必要な評価を参照します。例:Equal to(等しい)
カスタム関数 - クライアント固有のチェック関数を参照し、使用できる場合のみ表示します。
チェックステップを追加すると、エディットチェックの構文がシステムによって検証されます。構文が正しくない場合、無効なエディットチェックであることを示すメッセージが表示されます。チェックステップが正しく設定されている場合は、 画面上部にチェックステップが自然言語(インフィックス)で表示されます。
データ値のタイプのエディットチェックステップを選択した場合は、 そのチェックステップに対して以下の情報をすべて指定する必要があります。
フォルダ
フォーム
フィールド
変数
レコードポジション
フォーム繰り返し - 正の整数または0を入力して、エディットチェックステップを作成した場合に、 特定のフォルダに複数存在している(追加される)同じフォームの複数のインスタンスを区別および識別できるようにします。*を入力するか<ブランク>のままにした場合は、すべてを意味します。フォルダ内のフォームの最初のインスタンスは、常に0です。以降のフォームのインスタンスはすべて、数値が増えていきます。
注:同一フォルダ内に複数存在するフォームと同時に 1つだけのフォームに対してエディットチェックを設定する際には、 変数のフォーム繰り返し数は1つだけのフォームでは0(ゼロ)に設定し、 複数のフォームに対してはブランク(または*)にする必要があります。この結果、フォームが複数の場合、フォームが発生するインスタンスごとにエディットチェックを実行する必要があるようになります。
フォルダ繰り返し - 正の整数または0を入力して、エディットチェックステップを作成する際に特定の 上位フォルダに複数発生している(追加される)同じフォルダの複数のインスタンスを区別および識別できるようにします。*を入力するか<ブランク>のままにした場合は、すべてを意味します。親フォルダ内にあるフォルダの最初のインスタンスは、常に0です。以降のフォームのインスタンスはすべて、数値が増えていきます。
注:同じ上位フォルダ内に複数あるフォルダと同時に、 1つだけのフォルダに対してエディットチェックを設定する場合、 変数のフォルダ繰り返しは、1度だけのフォルダでは0(ゼロ)に設定し、 複数のフォルダに対してはブランク(または*)にする必要があります。この結果、フォルダが複数の場合、フォルダが発生するインスタンスごとにエディットチェックを実行する必要があるようになります。
論理レコードポジション - Rave 5.6.4では、論理レコードポジションを選択するとエディットチェックがフォーム全体に対して機能するようになりました。
論理レコードポジションでは、以下の設定を使用できます。
なし - 論理レコードポジションはバイパスされます。
最大(被験者)
最大(インスタンス)
最大(データページ)
最後
次へ
前へ
最初
最小(被験者)
最小(インスタンス)
最小(データページ)
論理レコードポジション - Rave 2013.1.0の新規機能で、エディットチェックがフォーム全体、フォルダ全体もしくは被験者全体に対してどのように機能するかを指定します。
使用できる論理レコードポジションが表示されるドロップダウンリストからオプションを選択します。
なし:システムでは論理レコードポジションをバイパスします。
最大
最小
最初
最後
前
次へ
スコープ - (論理レコードポジションが最大、最小、最初、最後、前もしくは後の場合のみに使用可能) - 論理レコードポジションをフォーム内、フォルダ内、被験者内のどこに配置したいかを指定します。ドロップダウンからオプションを選択します。
フォーム
フォルダ
被験者
ソート - (論理レコードポジションが最初、最後、前もしくは後の場合のみ使用可能) - レコード日付順とCRFでの表示順のいずれで論理レコードポジションを並べるかを指定します。ドロップダウンからオプションを選択します。
レコード日付
CRFでの表示順
データ値
使用できるデータ値のタイプが表示されるドロップダウンリストからオプションを選択します。
標準値 - エディットチェックが、入力された整合値に基づいてチェックステップを評価すべき場合、選択します。標準値を選択する場合、エディットチェックは不整合値を「空白」と解釈します。
ユーザ値 - エディットチェック条件の真偽を確認する際、選択した値もしくは入力した値を使用したい場合、選択します。エディットチェックは値が整合か不整合かを評価します。
コード化値 - エディットチェック条件の真偽を確認する際、データ辞書エントリと関連付けられたコード化値を使用したい場合、選択します。通常、フォームに入力されたデータ値がデータ辞書を用いる場合にコード化値を使用します。
データステータス - 現在、使用していません。
データポイント - エディットチェックでデータが整合かを確認するために、またはエディットチェックでカスタム関数を参照する場合、選択します。
データ値のタイプおよび使用するケースについては、関連トピックを参照してください。
注:変数のみが指定された場合、そのスタディの変数のすべてのオカレンスに対してエディットチェックがトリガされます。フォルダ/フォーム/フィールド/レコードポジションが指定された場合、 選択されたフィールドに対してエディットチェックがトリガされます。
論理レコードポジションの情報は、論理レコードポジションを参照してください。
ログに対して論理レコードポジションが使用され、レコード日付がログフォームに対して設定されている場合、システムでは、レコードポジションのレコード日付が使用されます。
定数をチェックステップタイプとして選択した場合、定数は以下に関連付けられます。
値
フォーマット
以下のフォーマットを使用できます。
$の後に数字を指定すると、入力された数字分の長さで文字列を受け取ります。
ddMMMyyyyを指定すると、日付のフォーマットをフィールドに適用します。
x.xで、xは、フィールドで受けいることのできる小数点の前後の桁数です。
注:定数に対して指定するフォーマットは、比較対象となる変数のフォーマットと一致している必要があります。
チェック関数をチェックステップタイプとして選択した場合、 チェック関数はいくつかある関数のいずれかと関連付けられます。
詳細は、チェック関数のチェックステップタイプを参照してください。
カスタム関数をチェックステップタイプとして選択した場合、カスタム関数は次のものと関連付けられます。
名前
入力
チェックステップを編集するには編集 をクリックします。
チェックステップを削除するには、削除にチェックマークを付け、更新
をクリックします。
初期設定では、新しいチェックステップは他のステップの最後に挿入されます。移動アイコンを使って、チェックステップの順番を変更できます。
ドロップダウンリストから「一番上」「一番下」「ステップの上」「ステップの下」からステップの位置を選択できます
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