論理レコードポジション
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データ値を使用してエディットチェックを作成する場合、論理レコードポジション(LRP)では、指定された論理的順序に基づいてデータを比較することでカスタム関数を不要にすることができます。例えば、最小値や最大値の検出、またはある値が(日付に基づいて)事前に送信済みの値より大きいかどうかの判断を行います。

 

LRPはログフォーム上のレコードポジションとは無関係です。データポイントを参照するチェックステップや計算ステップは、LRPの値によって、より具体的に定義できます。

 

以下の表には、Rave 2012.1.0におけるLRP設定が説明されます。

 

選択肢

必須

説明

論理レコードポジション

なし

 

システムは論理レコードポジションをバイパスします。

最小

 

フォルダ、フォーム、もしくは被験者内におけるフィールドの最小値を求めます。

最大

 

フォルダ、フォーム、もしくは被験者内におけるフィールドの最大値を求めます。

最初

 

指定された順序にデータポイントを並べ替え、最初のデータポイントを取得します。通常、これはレコード観察日(レコード日付)、フォーム観察日(データページ日付)、フォルダ観察日(インスタンス日付)、および被験者観察日(被験者日付)のプロパティを指定する日付と共に利用されます。

 

指定された順序でデータポイントを並べ替え、1つ前のデータポイントを取得します。通常、これはレコード観察日(レコード日付)、フォーム観察日(データページ日付)もしくはフォルダ観察日(インスタンス日付)、被験者観察日(被験者日付)のプロパティを指定する日付と共に利用されます。

 

指定された順序でデータポイントを並べ替え、1つ後のデータポイントを取得します。通常、これはレコード観察日(レコード日付)、フォーム観察日(データページ日付)もしくはフォルダ観察日(インスタンス日付)、被験者観察日(被験者日付)のプロパティを指定する日付と共に利用されます。

最後

 

指定された順序でデータポイントを並べ替え、最後のデータポイントを取得します。通常、これはレコード観察日(レコード日付)、フォーム観察日(データページ日付)、フォルダ観察日(インスタンス日付)、被験者観察日(被験者日付)のプロパティを指定する日付と共に利用されます。

スコープ

フォーム

LRPが最大、最小、最初、後、前

もしくは最後の場合のみに入力必須

LRPにおいてフォーム内のデータポイントのみを対象とする場合に指定します。

フォルダ

LRPが最大、最小、最初、後、前

もしくは最後の場合のみに入力必須

LRPにおいてフォルダ内のフォームのみを対象とする場合に指定します。

被験者

LRPが最大、最小、最初、後、前

もしくは最後の場合のみに入力必須

LRPにおいて被験者内のフォルダのみを対象とする場合に指定します。

ソート

レコード日付順

LRPが最初、後、前もしくは

最後の場合のみに入力必須

LRPをレコード日付順で並べ替える場合に指定します。

CRFでの表示順

LRPが最初、後、前もしくは

最後の場合のみに入力必須

LRPをCRFでの表示順で並べ替える場合に指定します。

 

例:

 

バイタルサインフォームに来院日フィールドがあります。エディットチェックは、フォルダ内のフォームにあるすべての来院日フィールドが昇順に並べられていない場合にトリガーされるように設定されています。エディットチェックをセットアップするには:

 

 

If the 来院日 field in バイタル with LRP Previous/Folder/CRF Location Is Greater Than Or Equal to the Visit Date field in Vitals with LRP None, then the system opens a query to site on the 来院日 in バイタル and displays "フォルダ内のすべての来院日フィールド値は昇順である必要があります。"

 

例えば:

 

論理レコードポジション1はCRF来院1であり、来院日に2012/12/01が入力されています。

論理レコードポジション2はCRF来院2であり、来院日に2012/12/02が入力されています。

論理レコードポジション3はCRF来院3であり、来院日に2012/12/01が入力されています。

 

結果として、論理レコードポジション3に対して、エディットチェックのクエリがトリガーされます。

 

 

 

 

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